世界最古の世界遺産へ

皆さんの中では「ピラミッド」や「万里の長城」などが超古い世界遺産では?と思っている方も多いかと思いますが、実は世界最古と言われている世界遺産は地中海にあります。今回、ツアー参加の皆さんと、フェリーに乗り換え「ゴゾ島」にあります「ジュガンティーヤ神殿(Grantija Prehistoric Temple)」に行ってきました。

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なんと、この神殿は「紀元前3600年頃」に建造されたものと推測されています。神殿の多くが時の流れによる劣化で崩れ去ってしまっていますが、今でも全長6m、重さ約20トンの巨大石が残っており迫力満点です。あまりにも大きな石で建築されている為、伝説によれば、巨人が造ったのではないかと言い伝えられているそうです。

f:id:masashihoshikawa:20200923170246j:plainピラミッドが、紀元前2500年頃

万里の長城が、紀元前214年

そう考えると、この神殿の「紀元前3600年頃」が如何に凄いかがお分かり頂けるかと思います。また「奇跡の教会」と呼ばれている「タ・ピーヌ教会(Ta' Pinu)」にも行って参りました。言い伝えによれば1833年、教会の近くを通った島民が「聖母マリア」の声を聞いた後に、人々の病が次々と治ったという逸話が残されています。

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例えば、この教会を訪れた人が「9.11(同時多発テロ)」の際に、崩れ去ったワールドトレードセンターに勤務していたのですが、テロ当日に聖母マリアの「このビルから逃げなさい」という声が聞こえ、飛行機が突っ込む前に避難をして助かったという実話もあります。このような奇跡の声によって救われたといった内容の感謝の手紙が教会の壁を埋め尽くしていて、教皇ヨハネ・パウロ2世が訪れた際、教会広場にてミサを行った有名な場所です。

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