格言は如何にして生まれるか

友人の言葉を借りれば「星川は格言の人」と表現されるそうです。皆さんの子存じの通り、私は日々文章を書き綴る事によって、多方面から「広告料」「原稿料」等々という形で報酬が入ってきます。なので私が「書く」事を止める事が出来ないのです。所謂、私の言葉は「商品」として扱われているから。

また友人の言葉を借りれば「どうしたら毎日、そんなにポンポンと言葉が出てくるのか」という質問ですが。実は私自身も分かりません。朝起きた瞬間、散歩をしている瞬間、飛行機に乗っている瞬間、色んな瞬間にアイデアは出てきて、原稿は一日当たり30候補くらい出現し、だいたい2~3個の原稿にまとめて、毎日、毎日書き綴り、様々な場所で公表されています。

 

原稿(スピーチ)を書き綴るに当たり大切にしている事は、絶対に誰かの影響を受けないという事です。例えば私は読書を一切しません。何故なら、読書をすればするほど「他人の言葉使い」「思想」が頭の中で感化されていくからです。しかしながら、世の中には「読書を沢山しました自慢」をする方も多いのも事実です。

 

それは「自分自身に自信が無い」から、読書をする事によって「自分は強く(賢く)なったんだよ」「誰かよりも一歩先に進んだんよ」という弱い人間によるプライド合戦の一つにしなかならないのです。しかし誰かのコピーをして生きる事ほど、情けない事はありません。自分自身の魂から、自分自身の言葉で書き綴る文章の尊さ。

 

だからこそヒットするのだと思います。ありふれた事をただ並べる事は誰でも出来ます。しかしながら、誰もが使わない様な表現や言い回しが人々の心に感動を与え、そしてそれが「資産」となっていくのだと私は思います。では、どうやってそれを学べばいいのか。その力を身に着けさせるのは100%「育てた大人の責任」である事は言うまでもありません。