学校か、経費削減か

本の学校は親にとっても「休ませる事」はとてもハードルが高いのが現状です。特に、私が小さい頃は、先生や学校にはまだ「威圧的存在」として名残があった時代ですから「家族旅行に行くので一週間休ませます」なんて担任に口が裂けて言えない時代でした。

しかし父は経営者でしたので、バケーションを取ろうと思えば、いつでも取れる父でした。小さい時、旅行のパンフレットを一緒に見に行った事を今でもよく覚えています。パンフレットには「出発日」によって旅行代金が設定されており、土日をはさむ、あるいは大型連休の時は、場合によっては平日出発よりも2倍以上旅行代金が高く設定されている事があります。

 

なので父は、大型連休でない平日出発の安い日程で海外渡航を申し込み、両親が学校側にどう伝えていたか分かりませんが(笑)平日でも大型連休を取って家族旅行をしていました。父は「学校の権威」よりも「経費削減」「家族との思い出」を優先させたのです。

 

もし私が「学校は必ず行かなければならないものだ」という固定概念の家庭に生まれ育っていたら、きっと深い固定概念の中において「ルール通り人間」に育っていたでしょうけれども。父が常に「臨機応変」であって「経営者目線」の言動を繰り返した結果、今の私があるのだと思います。結論、みんなと同じ事をしていたら人生損をするという事なのではないでしょうか。

 

人生、人と違う何かをするからこそ
何らかの利益が得られるのです