朝食の使い分け

恐らく皆さんも同じかと存じますが、地方訪問を致しますと宿泊先ホテルに面会に来られる方々が沢山いらっしゃいます。各地でご活躍されている皆さんと親しくお目にかかる事は私の深く喜びとする所でございます。

ただし、日中の予定は綿密に組まれていますから、私は「朝食をご一緒しませんか?」というお声がけも時折してございます。ホテル側のご配慮により、プライベートな空間である客室に無償で朝食を運んで頂ける事も多々ございますので、お越しのお客様が「和食」「洋食」どちらもお召し上がり頂けるように両方手配をして頂く様にしています。全ては「ゲスト」の笑顔の為に常に下準備は欠かせません。

また、早朝からのスケジュールが入っている場合は、ゆっくり朝食を頂く余裕もございませんものですから、ベッド上で一日のスケジュールを確認しながら、朝食を頂く事もございます。皆様のご期待に少しでも多く、確実にお応え申し上げようとする時「朝の時間」を如何に工夫するかという事はとても重要な事のように感じます。

やはり仕事上においても「ホテル」が世の中で果たす役割はとても大きいと感じます。私は残念ながら私的に旅行をする事はまずございませんが、私的に旅行をなさる方々からしたら「癒し」や「楽しみ」のひと時になるでしょうし「労働意欲」「労働生産性」に直結する「空間と環境」を提供してくれるのもまたホテルであると心から感じ感謝に堪えません。