唯一の心残り

これは人類全員に共通している事だと思いますが。明日必ず生きる事が出来ると言う保証は私達にはありません。更に付け加えるとするならば、命を奪われるケースではなく、明日突然健康を奪われるということも考えられます。

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私の亡くなった祖母は「若くて体の健康なうちに、色々な所に行きなさい。そして色々な経験を重ねなさい。歳をとって体が不自由になってから行ってもね、あまり未来には役立たないのよ。世のため、人の為に生きなさい。」と私が小学校の頃からよく申しておりました。その心を大切にし、私は日本国内のみならず、世界中を仕事で飛び回る、そんな人生になったと思います。

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南極大陸以外のすべて大陸を訪問し、世界各地の有名な世界遺産と等も拝見しました。様々な国々の伝統や文化には触れ、世界各国の素敵な飛行機に乗せていただいて、各国の素敵なホテルに滞在させていただいて、日本国内でも、各地の学校訪問し、多くの次世代を担う子供たちと接してきました。1人の人間として、様々な名誉と光栄を感じてきました。

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そして勲章も頂き、皇族とのお食事会にも招かれ、日本人としても様々な名誉を頂いてきたような気がします。なので私自身は、明日もしこの命がなくなったとしても、何も悔いる事はないでしょう。 悔いるどころか、皆さんには本当に感謝の気持ちしかございません。しかしこれは自分自身の事だけを考えればと言うことになります。

 

私の唯一の心残りは、この国の未来の事です。このままでは、あまりにも多くの諸問題を、次世代の子供達に残してしまう事になります。なので私は、命が尽きるまで、この国と、世界の平和のために尽くしていく事を常に念頭に置いて明日を生き抜きたいと思います。昨日よりも少しでも良い明日になるようにと。心から願っております。

 

写真は、私が生まれ育った故郷の写真です。大自然に囲まれ、人々は温和で優しく、とてもゆっくりとゆっくりと時が過ぎていたような気がします。しかしある日を境に私は全速力で走る人生を選ばざるをえなくなりました。最後は、こういった場所でゆっくりと過ごせればなと思っております。豊かで希望に満ち溢れた日本がずっとずっと続きますように。