利己主義は捨て去って

私の大切なゲストの接遇の為、ハワイを訪問しています。私がFPとしてライフプランを担当させて頂いている皆さんから「初ハワイ旅行」を熱望する声が多く、それを受けて実現した素敵な滞在となっています。澄んだ空に美しい海。そして爽やかな風が肌を通り抜け、急激なインフレに苦しんではいるものの、この島では平和で穏やかな日々が過ぎています。

世界中には「衣食住」も十分に与えられない子供達が沢山います。学びたくても経済的な理由から進路を諦めなければならない子供達も沢山います。学ぶ権利も失い、進路選択の自由も奪われている子供達で世界は溢れかえっています。

それでも世界中では「巨額」な予算を用いて、次々と殺戮兵器が作られ「如何に優れた兵器」を保有しているかで威嚇をし合い、人を殺す「武器」を持って活動する事が「正義」だと教えられたり、思い込んだりする人は世界中に沢山います。

 

安定した収入がある人間、ひいては、経済的に豊かな人間は、落伍した方々を助けること、貧困層を援助する事は人としての一つの義務であると私は考えています。そして、人は進んで豊かになるべきです。それは国の発展に大きく貢献するだけでなく、社会的に弱い立場にある方々を守り助ける事が出来るからです。それも経済的にだけでなく、物心両面におけるバランスの取れた豊かさが齎される事が大切です。

 

そして、どんなに苦しい、理不尽な状況下にあったとしても、自他問わず「命の灯」を消させるという選択は間違っています。世界の争い事の多くが、何らかの報復という形をとってくり返し行われてきた歴史を省み、私は絶えず平和を志向し、国内外を問わず、争いや苦しみの「芽」となるものを摘み続ける努力を積み重ねていく事が大切と考えています。

 

今日もまた日本から一つ、悲しいニュースが届きました。私達は、どれくらい血と涙を流したら「平和」と「豊かさ」を手に入れる事が出来るのでしょうか。私が今出来る事。それは大きな事ではありませんが。常に世界の平和を願いつつも、まずは周囲の大切な方々を「笑顔」にしていく事だと思います。世界中が愛で満ち溢れます様に。