偉い人にはなりたくない

世の中には「経営者」「成功者」「資産家」になりたいという野望を持った人が沢山います。SNSでの宣伝広告などを見ていても、人間の「成功欲」へ漬け込んだ不適切な宣伝や広告も多数目にする事があります。人は「成功」と追い求めるが故に、知らず知らずの間に何かによって操られ洗脳されている事にすら気が付かないくらいの弱い生き物なのです。

成功への近道とは「洗脳からの脱却」だと私は考えています。大学時代は心理学の学位も取り、心理カウンセラーとしての有資格者である私から強くお伝えしておきたい事でもあります。「〇〇したら成功するよ」という謳い文句事態が、もう理論が破たんしているのです。正しくは「君も操られれば、成功者以下の範囲で稼げるよ」と言葉に置き換えられます。

しかし洗脳されている人に「それは違うよ」と正直に言っても「反論」しか得られませんから、心理カウンセラーの仕事は「現実」を少しずつお見せして、自らが「洗脳状態」にある事に気が付いてもらうしかないのです。悪質な宗教でもそうですよね。「お前の信じる教祖は犯罪者だ」と言ったら、暗殺されかねない。これは実は私達の身の回りでも十分に起こりえる、恐ろしい現象なのです。

私の場合は「偉い人になりたい」と思わず大きくなりました。それは経営者であった父が、あまりにも人格者であった為に、私は彼を超える事が絶対に出来ない、つまりは「自らの力の無さ」を早くから認めて自らに敗北宣言行っていたからです。故に今でも「出資」はしても経営には一切口を出さない。経営が得意な方にお任せをするというのが、私の生き方であり、ライフスタイルとなっています。

私にとり大きく興味関心がある事は「社会的に弱い立場にある方々に心を寄せ続ける事は、どうあるべきか」と自問自答しながら、日々工夫をしていくという事です。そして普段は光の当たらない場所に、光を当てる事。物心両面において貧しさがある場所に、大きな愛情と気配りを欠かさずに。誰もが「明日を生きる保証」そして「人権」がまもられる世界になってくれるようにと心から願っています。

追伸、写真は2022年6月にカナダに出張へ伺った際に利用させて頂いた「エアカナダ」さんの機内の様子です。また後日、搭乗記録はYouTubeにアップロードされるかと思います。各国の航空会社の皆さんの素敵な「サービス」の数々に心から感謝致しております。