違和感を身に着ける
ご年配の方からしか学べない事があります。その一つに、ご年配の方々しか持ち合わせていない「違和感に対する直感」というものが挙げられます。特に良く勉強して年を重ねられた方々は「違和感に対する直感」が鋭く、それが不思議とよく当たるのです。
もっと簡単に言えば、よく学んできた人は何かの事象に遭遇した時に「それおかしいよね・この状況は変えていかないとまずいんじゃない？」という鋭い直感が働きますが、年若いが故に経験値が少いケースや、あまり努力して学ばずに大人になった場合、社会や人が言っている事を「鵜呑み」にしてしまい、最終的には危機的な状況に陥ってしまう傾向にあるという事が言えると思います。
ただこの「直感」とは、読書や学校だけで学べるものではなく、まずは鋭い大人達が「直感・違和感」のキッカケを与えて下さって、そして自主的に経験則を積み重ねていく。そうやって培われていくものだと感じます。だからこそ子供達に伝えていきたい事は「鋭い違和感に対する直感を持ち合わせて頂いて、常に状況を変えていく努力が出来る大人になって頂きたい」という事に尽きると思います。
