弁護士に勝つ交渉術

私は皆様から「相談」を受ける機会が多い人間ですから「相談者を保護」する義務が生じます。特にファイナンシャルプランナーとして現場で活躍していた頃は、凄まじい件数の「事件」と遭遇してきました。そうなりますと「警察」「弁護士」「裁判」などは日常茶飯事で身の回りで展開されていき、今では何が起きても「驚かない」性格になりました。

そんな中で、弁護士資格が無い私が、相手側の弁護士と戦わなければならないという場面にも、よく遭遇する訳ですね。でも私には「文章力」がありますから、相手がどんなに「弁護士」の看板を悪用して戦いを挑んできても焦る必要はありません。弁護士は原則として「稼げれば」それで満足するからです。

例えば離婚の話をしましょう。財産分与において、あなたは別れる予定の夫から「別荘不動産」だけは譲って欲しいと思ったとしても、それを口にしてはいけないのです。なぜなら「別荘不動産」を譲る事が条件での離婚だなんていってもうまくいかないからです。

こういった場合、相手に色々と「条件追加」をする事が大切です。例えば「別荘不動産」「慰謝料」「車」「自宅の土地半分の権利」「〇〇」「〇〇」と大量に請求内容を増やしておき、交渉を長引かせる事がコツです。とにかく「もめて」「もめて」「もめて」相手を疲れさせ、弁護士費用を膨大にかけさせた所で「じゃあ別荘不動産だけでいいです」と最後に一言いえば、相手は「あぁ、これで終わってくれるなら」といとも簡単に譲ってくれます。

これぐらいもめていれば「別荘不動産」だけでなく「登記費用等」も相手方払わせる事も容易い事でしょう。これで、当方も大きな利益を得られますし、相手側弁護士だって儲かる。相手側弁護士だって「儲かる内容」「早く終わらせられる」と知れば、自ずと示談に持ち込む暗示を、相手側にかけてくれるようになります。

こんな事からも「心理学」という分野はよく学んでおくと、相手の行動心理を会っていなくてもいとも簡単つかむ事が出来るので、人生は冒険の様に楽しむ事が出来ます。これが「空気が読める人」を極めた段階とも言えるでしょう。勿論、交渉とは悪い事だけでなく、良い事でも行われますが、私達は絶対に「負け戦」にならないように段取りを日々、組み続ける事がとても大切と思います。