「生活苦から自衛官になる」は少なくない

あまり個人の名前を出してコラムを書く事は喜ばしい事でないかと思います。なので漠然と書かせて頂きます。私は皆さんに言い残しておきたい事があるのです。それは「生活苦から自衛官になった」という隊員は少なくないという事です。

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私はもともと自衛官の担当FPとして大きく活躍し、今日の姿があるのですが。何故「自衛官の担当FP」になったかと言えば、自衛隊に行った友人が「自殺」をしたからです。では「自衛官の自殺」=「FP」との因果関係とは?という話になると思うのですが。

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私の友人は家庭が貧しく授業料無料の自衛隊の学校に入り、家庭を支えようとしました。しかし人には「夢」があるでしょう。それに「やりたい事」もあるでしょう。それを10代という若さで諦めて選んだ道が自衛官だとしたら、その隊員の心境が如何ばかりのものか、皆さんが人の心があれば誰でも分かる事です。

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故に私は国家試験を取得し「貧困の家庭」をファイナンシャルプランナー技能技師として、一家庭でもなくそう。そういった信念で今日まで至っています。今回、安倍元総理を暗殺した、山上徹也さんは「元自衛官」ですけども、母親の自己破産後に自衛隊に入隊しました。そして、その後、山上さんは自殺未遂をする訳ですよね。その理由は「保険金で人生に困っている兄と妹を助けたかったから」という事でした。

 

勿論、人を殺す事は絶対にあってはならない事。しかしながら、皆さんにどうしても知って頂きたいのです。生活苦を理由に「夢や人生を諦め」なければならない方々が日本にも沢山いるという事を。勿論、本当に自衛官に憧れて入隊する方もいますが、入隊理由として「家庭が貧しく」「受験に失敗をし」「就職先が見つからず」などがあり、抜け出せない束縛・拘束の中にある自衛官もいる事を忘れないでほしいのです。

 

しかし「生活苦」から抜け出す事は意外と難しくはありません。専門家や有識者がしっかりと対応したならば、必ず夢は叶います。実際に私が相談員として対応してきた、自衛官の方々は残る方もいれば、ライフプランを通して未来に自信を持ち、本当に進みたい道に方向転換して成功した方もたくさんいます。

 

勿論、現在は「自衛官」限定ではなく、全ての方々の対応を、事務所の総力をあげて対応させて頂いております。私が直接、ライフプランを担当する機会は本当に少なくなりましたが、必ず皆さんの書類やご対応記録は私が最終的に確認をさせて頂いております。まず、我が国は「貧しさ」からの脱却、これを目指していかなければならないと思います。

 

追伸、タンタラスの丘からの美しい景色です
お楽しみ頂ければと思います