皆さんはマインドコントロールされていませんか?

皆さんはマインドコントロール(洗脳)という言葉を具体的に研究した事があるでしょうか。長年、相談員の仕事をしていて「洗脳からの解放」は業務の一環となっています。マインドコントロールは、犯罪組織やカルト集団、一部の教育機関で行われているものですが、実は身近な例を挙げれば「親が子に言うことを無理やり聞かせようとする」のも一種のマインドコントロールとも言えます。意外とマインドコントロールとは身近なものなのです。

f:id:masashihoshikawa:20210425101346j:plainいわゆる「ブラック企業」の中にも、マインドコントロールをしている会社は多々あります。第三者から見て「もう辞めるべきだ」と思えるような過酷な状況でもなかなか退職出来ないのは、従業員の心が支配層に支配されているからです。なので私のSNSやブログを読んでもらいたくない人達は私を痛烈に批判すると思いますが、私は社会通念と良心に従って今後も発信をしていきたいと思っています。

① 思想コントロール

カルト宗教やごく僅かな教育機関などで行われている手法です。その集団にとって利益となる思想や情報だけを植えつけ、他の考え方を排除していきます。ある思想だけを教え込まれているうち、その人は頭が働かなくなって思考停止状態になります。そして、一般的には異常とされている思想すらも受け入れてしまうのです。なので、洗脳が完了した人に「間違っているよ」といくら言っても組織の正当化しかせず、組織の悪口を言う者に攻撃的になりやすくなるのです。

② 感情コントロール

 恐怖や感情、罪悪感をコントロールし、洗脳しようとする手法です。支配者は、その人が抱えているネガティブな感情を見抜いて刺激するようにします。例えば残業をする事は基本的におかしな事ですよね。ただ職場の全員が「残業」をしていたら、日に日に残業に対する違和感がなくなり、最後はおかしいとも思わなくなるのと一緒です。冷静になれば「おかしい」と気づくことでも、支配層に支配されてしまっている間は正しい判断ができません。その上で支配層は「外に出たら今よりも苦労をするぞ、いいのか」等の恐怖を植えつけ、完全なマインドコントロールが完了します。

③ 情報コントロール 

支配層はマインドコントロールを行うにあたり、情報統制を意識します。もしも、ターゲットが支配者の言っている内容と違う本やニュースを見てしまえば、「何かがおかしい」と気づいてしまいます。外部からの連絡やSNSで「早く逃げなさい」と言われるのも、支配層にとって不都合な事態です。そこで、「外からの情報はすべて遮断しなさい」「SNSは鍵をかけて外部との交流をやめなさい」などと、ターゲットに言い聞かせます。ターゲットからすれば支配層の言葉が唯一の情報になるので、無条件で信じやすくなります。

マインドコントロールが進行すると、解くのはどんどん難しくなっていきます。つまり年を重ねれば重ねるほど後戻りやリハビリが難しくなっていきます。少しでも不審な点を感じたら、客観的に組織の在り方を振り返ってみましょう。人の意見を取り入れるのも大事な方法です。マインドコントロールの支配層は、ターゲットの自由意思を嫌います。つまり組織に対して疑問を持って接し続ける事が洗脳から抜け出す第一歩なのです。皆さんは異常を異常としっかりと認識出来ていますか?

pc.moppy.jp