真の親孝行とは
今月は、私事ながら私の誕生日月です。恐らく、有難い事に今月は、立場上何度も「誕生日ケーキ」を拝見する事になるかと存じます。今日がその1回目で、私心から愛する防衛大学校の学生や、OBの皆さんに誕生月をお祝いして頂きました。
今月、私が知っているだけでも5回ほど「誕生日会」が企画されておりまして、恐らくこういったらアレですけれども必ず「サプライズ」もどこかで企画されていると思いますから、これ以上になるかと思います。本当に感謝の気持ちは言葉では表せないほどのものだと私は感じております。
皆さんからお祝いして頂いている姿を、亡き祖父母も、そして年を重ねた両親もきっと「嬉しそうな眼差し」で見届けいてくれていると思います。私が考える「孝行」とは、顔を出したり、何かプレゼントを贈るなども考えられますが、やはり自らの子が「如何に社会貢献が出来ているか」そして「人の為に尽くしているか」を行動で示す事が、私はなりの「真の孝行」であると考えています。
私の祖父母も両親も「進路」にも一切口を出さず「実家に顔を見せろ」とか「いつ帰ってくるのか」とか「実家の事を手伝え」などと一度も口にする事はありませんでした。ただただ陰で常に支えてくれたのが家族であり、大学卒業前後まで、家族、特に父には「精神的」なものだけでなく「資金的な援助」を寛大な心でしてくれた事に、心から感謝しています。
総じて申し上げれば、私の誕生日とは申せ、産んでくれた母、そして支えてくれた家族全員に対する「感謝の日」とも申せる訳でございまして。皆さんから頂く「祝意」は、私の養育に関わった全ての方々に向けられるものであると確信しています。すっかりご馳走になってしまって。ケーキはホテル側からのプレゼントでした。
ディナーを共にした学生に「こんなにロマンティックな夜に抱かれたいと思わない人はいないよね」と恋愛トークをしてみました。すこし恥ずかしそうな顔でほほ笑む学生を見て、その心の美しさに私は感動していました。
美しい夜景だけでなく、生演奏も披露して下さり、実に映画のワンシーンの様な時を皆さんと共に過ごさせて頂きました。私は素敵な週末の始まりでした。皆さんにも素敵な土曜日の夜が訪れますように。そして素敵な週末でありますように。本当に感謝、感謝の人生です。ありがとうございます。
