平和を考える時

私は武器の使い方を知りませんが、戦争の作り方を知っています。本日、新しくなりました広島平和記念資料館をしました。リニューアルをしてから初めての訪問となります。関係者の皆さんとも面会し挨拶をして回っていました。

f:id:masashihoshikawa:20201106170939j:plain私は子供達に武器の作り方も、使い方も教える事は出来ませんが、平和の作り方を伝える事は出来ます。何故なら、戦争の作り方をよく学んできたからです。かと言って我が国の領土や文化、財産への侵攻を許すという事ともまた違います。

f:id:masashihoshikawa:20201106170953j:plainただリニューアルした資料館では、日本が歩んできた戦争の歴史の終わりを学ぶ事が出来ます。リニューアル前よりも増して戦争の悲惨さを学ぶ事が出来ます。敗戦から75年も経過した今日、子供達からしたら「戦争」は縁遠く教科書上の話に思えるでしょう。

f:id:masashihoshikawa:20201106171008j:plain75年前にアメリカと戦争をした事を知らない子供も増えてきています。そして、正確には日本が47か国と戦ったという事実を知らない大人も増えています。そうゆう時代だからこそ、何よりも大切な事は「戦争の記憶を忘れない」という事です。

f:id:masashihoshikawa:20201106171035j:plain忘れない為には、誰かが語り継がなければなりません。それも正しく公平に正確に。戦争は気が付いた頃には廊下の奥に立っています。本当は玄関から入ってきたはずの戦争なのに、その事に誰も気が付かないのです。それが戦争の恐ろしい所です。

f:id:masashihoshikawa:20201106171049j:plainだからこそ、玄関から戦争が入ってくる空気感を子供達には伝えておかなければならないと私は心から思います。戦争の歴史を学び伝える事は未来への責任であり、過去への礼儀礼節でもあります。そして子供達の笑顔が永久なものになってほしい。

f:id:masashihoshikawa:20201106171101j:plainどれくらいの涙が流れたら、どれくらいの血が流れたら、どれくらいの命が流れたら、この地球上から戦争が無くなるのでしょうか。どうかこれから先も、戦争が教科書上の出来事のままで終わりますように。そう日々心から願っています。

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