昔の日本には戻らないで
コロナにより実に苦しい状況下にある事は大変胸の痛む事ですが、コロナによって「リモートワーク」「リモート授業」「時差出勤」「終電を早める」「宴会・飲み会の中止」「帰省ラッシュの解消」など、時局は急速に変貌をしてきています。
ただ、この事は「苦しい」と思っている方もいれば「助かった」と思っている方も多いのも事実です。残業大国、拘束大国だった日本。17時に帰りたくても帰れない人も沢山いました。仕事が終わっても行きたくもない飲み会の拘束される人もいました。年末年始の帰省でも色々とストレスが重なる事も多かった日本。勿論、コロナが速やかに収束し、世界中の方々の健康が保障される時が一日も早く訪れて欲しいとは思いますが、コロナが収束しても「昔の日本」に戻る事だけは避けて頂きたいなと私は思います。
出勤しなくても出来る仕事なら在宅ワークの比率を増やし、残業や飲み会等による時間外拘束時間も解消し、様々な帰省ラッシュ、通勤ラッシュなどが代表される「混雑」が解消されてた日本の状態のままでも、強く生き残れるようなシステムの構築をこの機会に私たちはしていかなければならないと強い希望と共に胸に抱いております。
無駄に長く拘束されていた時間を「自学」や「家族との時間」に充てて、そして年末年始や大型連休などで無駄に高騰していた交通費は、子供たちの教育、自己研鑽の為に充てて、そして半ば強制参加だった飲み会や宴会の経費は、社会福祉の為に充てていかれる世の中に変わって頂きたい。そう思っています。
ただ、今もなお医療従事者の方々は、ある意味の「ブラック」な環境で勤務を続けて下さっています。長い労働時間に決して多いとは言えないお給金。全ての「働き手」にとって有意義かつ負荷の無い労働環境になります様にと願っております（写真はモルディブ訪問ライブラリーより。2021年、再訪問予定。参加希望の方はご連絡頂ければと思います。）
