転職とは人身売買の様に感じる時も

実は相談員の仕事をしている私ですが、転職に関してもあまり「深く関与」しない様にしています。社会通念上の一般例をお伝えする事はあっても、私は内心どう思っているかを語る事はしません。何故なら、皆さんの人生だから皆さん自身の意思で「進路」は決めてい頂きたいと思っているからです。

皆がやっているから正しいとは限りません。例えば不動産営業や保険営業の方々の勧誘セリフの一つに「皆さん始めていますよ」「皆さん加入されていますよ」という言葉があります。しかしながら皆さんがやっているから本当に正しいのでしょうか。それ以前の問題で、その「皆さん」が何の根拠をもってして表現されているのかも実に疑わしい部分もございます。

今、我が国は古今未曾有の「人手不足」です。求人を出しても出しても人が集まらない。少子高齢化の波は年々深刻さを増し、現在一昔前まで「おじいちゃん・おばあちゃん」と表現されていた年齢層の方々も働き続けている。そんな時代になりました。人手不足という事は「求人・勧誘」も活発化されてきますから、ある意味「人身売買」のようなやり取りも水面下で行われているのも事実です。

友達や同期、先輩、後輩でも何でもいいから手当たり次第に「リクルート」をかけて、その人脈やノウハウを手に入れようと、躍起になっている企業も沢山あります。そんな残念な世の中で「何が真実」なのかを、しっかりと確かめていく事はとっても大切な事だと思います。

おそらく「転職する」と言ったら、親を含めて周囲は色々な事を言ってくると思うんです。それも自分(自社)に都合の良い事ばかりを。でも一番大切なのは「皆さんの人生」だと私は考えています。一度しかない人生なのに、いつまで「人や組織に影響をされ続けるのか」という事を深刻に考えつつ転職活動はしていければ良いと考えます。

私は皆さんの人生に大きな影響を与えたくないと考えていますから、多くを語りません。しかし「それが正しいか正しくないか」だけは公正な立場からアドバイスは出来ると思います。それにかなわぬ夢を追い続けても無駄な時間になりますし。皆さんが何かの「ロボット」にだけはならない様にと心から願っております。

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