ハワイにおける神職の身柄拘束

ゲストの対応の為、しばらくハワイから日本に帰れていません。ですので「初詣」もハワイの出雲大社で行いました。一緒に行きたいというゲストの方もお連れしました。ハワイは日本よりも厳しくコロナ対策を徹底していますので、初詣も完全予約制ですし、御朱印も中止されています。なのでソーシャルディスタンスが十分に取れた状態での初詣が可能となっています。

f:id:masashihoshikawa:20210104112923j:plainまたハワイの出雲大社では「お祓い」を無料で行ってくれます。日本の場合は別途料金がかかりますね。そして東京のオフィス用のお札なども購入したのですが、お札2枚入りで7ドルでした。日本で買うより安いような気がします。帰国後にはなりますが、東京オフィスの神棚のお札交換をしたいと思います。今回、ハワイの往復チケットLCCでもないのに「約6万円」で購入していますので、東京から日本の出雲大社に行く往復航空券とあまり変わらない価格です。コロナの影響により世界中の航空券が「え?」という様な格安で手に入る状況になりました。

f:id:masashihoshikawa:20210104112730j:plainハワイの出雲大社は、出雲市出雲大社の分院であり明治39年に開設されました。当時、多くの日本人がハワイに移り住み、日系アメリカ人としてハワイ社会の基礎を築き上げていました。しかし昭和16年12月、日本軍による真珠湾の奇襲攻撃により、多くの日系人が差別や偏見を持たれるばかりでなく、ハワイ出雲大社も財産の没収、神職の身柄の拘束など実に痛ましい被害を受けたのです。

f:id:masashihoshikawa:20210104112748j:plain実に日本軍の米国に対する奇襲攻撃は、自国民が自国民を追い込むといった悲劇を作り上げていった歴史とも言えます。しかし様々な裁判や人々の努力により日本の敗戦から24年後の昭和44年、ハワイ出雲大社は見事に復活。平成18年には100周年を迎えました。そして2021年(本年)10月には鎮座115周年を迎えます。言うならば世界各国で「日本軍の後片付け」が長年に渡り多くの努力によって行われた結果、今日があるという事を私たち日本人は忘れてはならないと思います。しかし日本軍が戦争に負けたからこそ、今、日本の子供達は過度な思想洗脳教育を受けずに済んでいるとも言えます。

f:id:masashihoshikawa:20210104112806j:plain私は初詣の際、毎年「全ての災いは我が身を通過し、人々に幸せを齎します様に。世界の平和と我が国の発展をお見守り下さいます様に。」という趣旨の祈りを捧げます。皆さんは年頭に当たり何を願われたでしょうか。もし人々の悲しみが私一人で背負えるものならば背負う覚悟で日々のつとめを果たして参りたいと存じます。どうか自分の幸せよりも人の幸せが達成されます様に。

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