良きパートナーに出逢う事が大切
とあるホテルの話です。ホテル側のサービスの一環として私共が空港（駅）到着時に空港まで無料で専用車が迎えに来るという通例がありました。しかしコロナの影響によりホテル側が提携していたハイヤー会社が営業を停止してしまい、ホテル側は一時的に送迎を出せなくなりました。ホテル側はあくまでも「無償サービス」の一環としてやっていただけであり、必ず迎えに来なければならないという契約もルールもなかったのです。
それでもホテル側は一時的に送迎を手配出来なくなった事に対して「今後の滞在時の送迎費用の一部としてご利用下さい」と25,000円分の商品券を、お詫びの手紙と一緒に送って下さったのです。ホテル側には何の落ち度もないのにも関わらず「コロナにどんなに苦しくてもお客様を大切にする姿勢」に感動を致しました。
人も組織も企業もそうですが「良きパートナーとして」出逢う事は、とても大切だと思います。何故ならクオリティが高い何か接する事により、自分自身も成長が出来るからです。このホテルの「カスタマーケア」の責任者は実に人格者であり懇切丁寧な方です。私も彼の接遇から学ぶ事が多いのが現実です。ただ騒いで楽しい何かも素敵な存在かもしれませんが、人生、大切なのは「学べる何か」を持ち合わせた良きパートナーと出会う事でしょう。
今自分達がしている事が本当に未来の為になっているのか。今自分達がしている事が本当に社会の為になっているのか。今自分達がしている事に本当に意味があるのか。こんな自問自答を齎してくれるのもまた「良きパートナー」なのではないでしょうか。つまり何かに気が付かせてくれる人を大切にしていく事が大切。
