人生の始まりと終わり
人は「生まれ方」を選ぶ事は出来ない。親も選べなければ、成長過程上の取り巻く環境も選ぶ事は出来ない。でも幸いにも「死に方は」は選ぶ事が出来る。人がどう人生を過ごし、どう終焉を迎えるかは自らの努力と怠慢によって左右されるが、私は少なからず全ての子供達に「生まれてきた環境」に後悔や恨みを持たない人生を提供して死にたいと思う。
そして悪い大人達は「劣悪な環境」を「恵まれている」と子供達に洗脳をする事もある。自らの置かれている環境を客観視出来ないように、気が付かぬ内にマインドコントロールする事もある。そういった子供達には真実をしっかりと伝え、過ちと思い込みの負の連鎖に気が付かせ、自らの両足立ち上がり、誰にも人生を狂わされる事無く、立派に自立して自らの人生は自らの力で勝ち取ってほしい。
もしこの世に「死に方」も選べずに死んでいく人間がいるとしたら、それは実に悲しむべき事だが、悲惨な事にこの世の中の多くが「死に方」も選べずに最後の時を待つ事が多い。だからこそ、勇気を持って自らの道を自らで開拓する事がとても大切なのだ。その切っ掛けを作る事が出来るのもまた大人の仕事だ。
