一流を目指したいなら

小さい時に「一人で出来たね、偉いねぇ」と褒められて子供は育ちます。確かに幼少期においては自分で自分の事が出来る事は素晴らしい事ですが、大人になったら逆に「全て自分でやろうとする人ほど一生三流で終わる」という考え方もあります。

出来る人は「任せ上手」な上に「観察力」に優れています。出来る人は「自分でやるより、得意な人、自分より出来る人に任せた方が良い」と即座に判断し、任せるだけでなく、任せた相手がどうやって仕事をしているか、同時に観察もします。そして出来る人から「技」を学んで自らのスキルの一部として吸収するのです。

つまり人を信じられない人、任せられない人は「一流を目指すスタート地点」にすら立てていない、勝負が始まってすらいないという事です。何か困った時に、彼女彼氏や同期や同年代、同じような立ち位置の人に相談をしても解決しない事も、ご年配の方や、弁護士を代表する、その分野のプロフェッショナルに聞いた方が一瞬で物事は解決します。

ただ残念な事に「努力は裏切らない」という言葉にも誤りがあって。以前も申した通り、人の人格は3歳までに決まり、12歳迄には人の脳は100%完成すると論文で発表されている通り、私は「生まれ持った」という言葉を使わず「育て持った」ものは、大人になっても変える事がまず出来ないのです。

つまり12歳迄の間にどう育てられたかが、すでに「1流」になれるか、生涯「3流」なのかを決定付けているという事になります。だからこそ常に大人は「教育」という重責を負うのです。

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