親が知恵を持たねば子は…

とある国を訪問した際に、子供達が私の周囲を取り囲みました。子供達は「生活の為のお金を下さい」と私に言いました。現地通訳からは「家が貧しく学校にも行けない子供達です。悪いのは無責任な親達です。」と説明があり。観光地周辺という事もあり、子供達はそこに居るだけで収入を得られる。そんな暮らしをしていました。

私は僅かながらも子供達にプレゼントしました。子供達に何かをして差し上げたいと思ったと同時に、この子供達は「自らでお金を創り出す努力をしなければ、いつまでも貧しさからは脱却出来ない」と思ったのです。

しかし親達は子供達に「あそこに行けば安定してお金が手に入るから行きなさい。物乞いをしなさい。」としか言いません。何が残念かと言えば、大人達がお金を稼ぐ術を子供達に教えられないという事です。子供達は「どう努力したら豊かになるのか」さえ知らないのです。言われた通りにしていればお金がもらえる現象。

だまっていてもお金がもらえる場所にいたら、子供達が大人になって、老後になった時に、苦労する事になる。私は子供達に「的確にどう努力すべきか」を伝えられる大人が1人でも多くなってもらえたら嬉しいなと心から思いました。貧しさからの脱却は、心や環境の貧しさからの脱却が重要な鍵になるのです。貧しさから生活や進路を閉ざされる子供達を1人でも減らしたい。私は常にそう思っています。

写真は防衛大学校63期と海水浴に行った時の写真です。

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