恩師からの手紙と8時間労働

卒業してもう何年も経過しているのに、恩師は私に沢山の手紙を送って下さいます。主に「気になった」新聞記事に手紙や注釈などを加えたものであって、私の日々の活動における重要な情報の提供口である事も事実です。今回は恩師から手紙の中から「労働時間」について、私なりの所感を書き残していきたいと思います。

時代は産業革命の頃のイギリスに戻りますが、当時のイギリスは酷く長い労働時間でした。1日10時間~16時間拘束されるのは当たり前、休みも無いに等しかった。イギリスにもそんな時代がありました(2020年の近代日本でもそうゆう企業もあるらしいですが…)ただ「労働者」の心身の健康を考慮して「8時間働き」「8時間休み」「8時間趣味に費やす」という考え方がメジャーになっていきました。

つまり「8時間以上」働かせたり拘束したりしている雇用主は、従業員の「健康」を考慮しきれていない、或いは、生産性の無い動きをさせている、という考え方になります。イギリスでは18世紀には既に「8時間労働運動」があったというのに、我が国は21世紀になった今でも、まだまだ「残業・拘束大国」だと言われています。

私も企業の社員としての勤務経験がありますが、当時も今思い返してみても「実に無駄な動き多いな」と思った事と「私生活まで職場に時間を取られる事」が多かった様に感じられます。もし皆さんに部下や後輩が出来たとしたら「1分」たりとも残業をさせずに自宅に帰して差し上げて下さい。もし部下に残業をさせるという事があるとするならば、今一度「フロアマネジメント」をおさらいしてみましょう。

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